キャリア教育とは?

- 未来を担う子どもたちが「生きる力」を発揮し、自らの人生を歩んでいくために -
キャリア教育とは、「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育(文部科学省 平成22年度第二次審議経過報告より)と定義されています。
特定の職業に就くための教育や、単に「働く」ための教育だけではなく、「働く」を含めた「生きる」ための教育です。

AI(人工知能)の進化やIoT(Internet of Things)の発展、急激なグローバル化などを背景に、「予測困難な時代」と言われています。そのような時代を生きる子どもたちが、自ら道を切り開き、豊かな人生を実現するために、キャリア教育は不可欠なものです。

では、自分で道を切り開いていく子どもたちを育むためには、何が必要なのでしょうか。

地域的な繋がりが希薄になっている現在、子どもたちは、多様な年代・多様な考え方の人々と関わる機会がなかなかありません。自分の将来を考えるのに役立つ、理想の大人のロールモデルも見つけにくく、自らの将来に向けて夢を描くことも簡単ではありません。また、人間関係をうまく築くことができない、自己肯定感をもてない、将来に希望をもつことができない、といった子どもの増加なども指摘されています。

日々変化している社会の中で、子どもたちが前向きに自らの未来を切り拓いて生きていくためには、変化を恐れず、変化に対応していく能力や態度を育てることが大切です。そのためには、日常の教育活動を通して、学ぶ面白さや学びの意味を子どもたちに実感させることや、変化と向き合う大人との接点が必要ではないでしょうか。学校や家庭だけではなく、地域が学校と連携して、子どもたちを育むことが、今、求められています。

キャリア教育コーディネーター育成研修

研修には、キャリア教育の基礎基本を学ぶ「キャリア教育実践基礎講習(エントリーコース)」と、学校現場でコーディネートの実践力をつける「実践コース」があります。

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